農家を訪ねて

農家を訪ねて

vol.03 ズッキーニ

日本でも消費量が伸び続けている西洋野菜のズッキーニ。長野県は生産量が日本一で、中でも北部の飯山市と木島平村は主要な産地です。
当社では1993年から地元産のズッキーニを全国に販売しています。

取材日:2022年7月5日

今回は木島平村で、ズッキーニを栽培する「合同会社 農業が好き 石川農園」を、営業の山倉が訪ねました。

農業が好きで専業に

木島平村(きじまだいらむら)は、米の優良産地としても知られ、きのこやアスパラガスなどの生産も盛んです。昼夜の寒暖差が大きいことから、甘みのある農産物が作られます。

同村で農園を営む石川雅忠さんは、会社員時代から兼業で野菜作りを続けていました。農業への思いが強く、2016年に専業農家に。その屋号からも農業への愛が感じられます。

同園では、露地とハウスで栽培しています。等間隔に植えられている数千本ものズッキーニ。その光景は圧巻です。

ズッキーニ
ズッキーニ

デリケートな野菜

野菜に直接雨が当たらないようにビニールを掛けています。これは、病気の予防と、雄花と雌花の受粉を助けるためのもの。受粉がうまくいくと、形の良いものが出来るためです。

また、ズッキーニは爪が当たるだけで傷がつくデリケートな野菜。収穫や出荷の際には、いつも気を遣っていただいています。

当社では、5月から10月にかけて、ズッキーニの出荷を行っています。その中で石川さんの農園では、5月下旬から8月の終わりまで栽培を行い、当社に出荷していただいています。

うちのズッキーニはえぐみがない

収穫は朝晩の2回。午前中は朝5時、午後は3時半頃からで、それぞれ2時間くらいかけて収穫されているそうです。採れたてのズッキーニは、みずみずしくつやがあります。

「ズッキーニにはえぐみがあると言う人もいるけど、うちのは違う。毎日、食べているけど、えぐみはなくいつも『おいしいな〜』と。不思議と飽きないんだよ」

ズッキーニ
ズッキーニ

栽培に一番大事なのは…

ズッキーニ栽培のこだわりを伺うと、意外な回答が。
「栽培に適した気候風土や土づくりは当たり前。一番大事なのは『人』。木島平は人がいい。北の寒い場所で思いを込めて作ってるんだからね」。
私もかつて木島平に住んでいたことがあるので、それを聞いてとても嬉しかったです。

淡々と話す石川さんですが、会話の端々に農業にかける熱い思いが感じられました。お話を伺って、営業の仕事にも気合が入ります。
お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。

お問い合わせ

各種お問い合わせ先のご案内・
市場見学申し込み・お問い合わせフォーム

お問い合わせ・見学申込